変化の激しい時代、下手をすると環境に振り回されてしまいます。
自分らしく生きるために必要なのは、自分の欲求をよく理解し、「好き」を大切にすること。
複数のタスクで大忙しで、自分を後回しにしていませんか?
笑いヨガで、いつも洞察力を働かせ、肚を鍛えていると、自分のスキを手に入れられるチャンスが増えるかも!!
2022年12月27日、東京の加藤登紀子さんの「ほろ酔いコンサート」に行きました。
なんと50周年記念だそうで、全国を回っていらっしゃいます。
12月27日は彼女の誕生日、なんと79歳になられました。
失礼ながら、たまたまYouTubeで彼女の最近の歌を聴き、もう最後になるかもしれないと考えずいぶん早くからチケットを予約し、楽しみに行きました。
知床旅情が大ヒットした1971年から毎年やっているコンサートで、記憶をたどれば私は1981年、もしくは1980年から何回も行ったほろ酔いコンサートに、子どもを産んでから初めてだと記憶しているのでおそらく26年ぶりだったと思われます。
今年が最後のコンサートになるなんてとんでもなかった!!
ものすごくパワフルで、ユーモラス。シンプルで照明だけで魅せる舞台美術も美しかった。
音楽のすばらしさはもちろんのこと、すごい場の作り方に圧倒され、ノックアウトでした。
YouTubeで聞いた早く行っておかなきゃと思ったのは、かつての声の伸びが無くなっているからだけど、それをしのぐ魅力的な歌い方になっていました。
東京に来て初めて日比谷の野音でのコンサートに行ったとき、「実力」ってこういうことなんだ!と感じたことを思い出されたり、1980年代の私自身の辛く重い記憶がよみがえったり、その前の学生時代に一緒に聴いていた人との甘酸っぱい時間を思い出したりで、なんとも一人の贅沢な時間を過ごしました。
ほろ酔いコンサートは、「大関」がスポンサーでかつてはロビーでふるまい酒がありました。マス酒を飲んで、コンサートを聴いていたような記憶があります。
この時代ですから、加藤登紀子の写真がプリントされた大関ワンカップがお土産として、座席のカップホルダーにひとつづつ置かれていました。ステキなお土産で、できれば追加を買って帰りたいと思うほど、上出来のデザインのワンカップなのです。
おときさん自身はそれを飲みながら歌うのです。最初から明るいのですが、飲んで陽気になっているみたいで、なんとも味のある雰囲気です。
コンサートが終わり、アンコールもめちゃくちゃ盛り上がった舞台も幕となり、会場を出る時のことです。40年前から通っている私より、もっと年上の人もたくさんいます。
900席はほぼ満席で、立って出口に向かいました。
目の前の人は、年配の女性でゆっくりゆっくり椅子につかまりながら、段を上がっていきます。
さっと通路に入ったかと思うと、出口近くの残っていたワンカップをさっと取って自分の鞄に入れました。
めちゃくちゃ早い!
目が点になりました。
その隣の席のワンカップも余っていて、私も欲しい!と思ったのだけど、人の座席のカップを取ることは私にはできません。
後ろの方の席で、もともと空席だったのか、お酒を飲まないので不要で持ち帰らなかったのはわからりません。でも、それを観客の誰かが持って帰っても、何の問題もないし、スポンサーの大関さんはむしろうれしかったと思います。
ホールの階段を上がるのすら大変そうな高齢女性の早業に、私はマスクの下でニコニコしてしまいました。
いくつになってコンサートに来る意欲、ちゃんとオリジナルワンカップの残り物を見つける洞察力、しっかりゲットする行動力!!
よっちらよっちら階段を上る後ろ姿は「老婆」そのものですが、お茶目ですばしっこい自分らしく生きる未来がキラキラ輝く女の子に出会った気がしました。
いくつになっても自分らしく生きる。
そんな女性にカッコよさを見せてもらいました。
(高田佳子)
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いくつになっても自分らしく生きる
そのために毎日笑う習慣は、ピッタリです!
◆朝の笑トレ (毎朝6:50~7:00配信)
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